神奈川県総合リハビリテーションセンター

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

文字サイズ

ロービジョン

お知らせのイメージ画像

お知らせ

陶芸グループ訓練  第4弾

いよいよ最終工程である「釉薬つけ」まで来ました。6色ほど用意している釉薬の中から、今回参加されている利用者の方から選ばれたのは「飴」「トルコ青」「織部」の3色。渋い色合いで引き立て役にぴったりな「飴」「織部」。華やかな明るさのある「トルコ青」いつも人気の定番色です。

素焼きした作品は吸収が早いので、釉薬を均一にコーティングするためには段取りを整え手早く行うことが重要となります。まず大切なのは空気を入れずに水分と薬品がしっかりと混ざり合うようにかき混ぜることで、これは職員が行っています。釉薬は失敗が少なく初心者向きの「ズブがけ」という方法でつけていきます。釉薬の入ったバケツの中に作品を浸すように入れ、5秒程度で全体になじませてから引き揚げるという流れです。滑ってしまい作品がバケツの底まで落下ということもありますが、今回はそのようなアクシデントもなく終了しました。

本焼きは「焙り焚き」「攻め」「焚き上げ」「ねらし」という流れで徐々に温度を上げて最大1300℃の高温で行います。温度管理が重要で難しいのですが、この点は電気窯が担当するため問題はありません。電源が切れ自然に温度が下がるまでしっかり待ち150℃以下になったら「窯出し」してようやく最終形の作品との対面です。思い通りの作品になった方、少しイメージと違う仕上がりだった方、皆さんの感想はそれぞれでしたが、是非次回も参加したいとの要望も多く、既に次の陶芸グループは制作を開始し、第1弾で報告した状況が展開されています。このようにして陶芸グループの活動は繰り返されていきます。

第4弾まで続いた陶芸グループの報告は今回で終了です。10月27日(土)に七沢自立支援ホームと七沢学園が合同で実施するNANAフェスにて陶芸作品を展示する予定ですので、当日実際の作品の出来栄えをご覧いただければと願っております。

お知らせに戻る
Page Top