神奈川県総合リハビリテーションセンター

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

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視覚障害者の方へ

視覚障害の方へ

人は外部から得る情報の80パーセント以上を目に頼っていると言われ、視覚に障害を受けると、文字の読み書きや外出、家事など、日常生活の様々な面で不自由を来します。
これらの不自由を軽減するための自立訓練プログラムは、職業リハビリテーションに先立つ社会的リハビリテーションの第1歩です。
七沢自立支援ホームは、障害者総合支援法に基づいて設置された指定障害者支援施設で、視覚障害者の方々に対して入所・通所により、利用者個々のニーズに応じた総合的な自立訓練(機能訓練)プログラムを提供し、家庭や社会での生活の広がりをお手伝いしています。
なお、昭和48年のオープンから平成28年3月31日までの利用者総数は1,020人、退所者総数は1,014人となっています。

サービス内容

七沢自立支援ホームでは、視覚障害者の方々に対して、社会・経済活動への参加や家庭復帰など利用者個々の目的に応じたプログラムを編集し、様々な角度から訓練・支援を提供しています。

生活支援

当施設での生活を自立的に送ることにより、訓練成果を日々の生活に生かすことができます。入所されている方も、外泊・外出は自由で家庭生活を維持しながらの訓練も可能です。

個別相談
利用者の個別の進路や生活に関する相談は、担当のスタッフが窓口となり、調整や支援を行います。
家族支援
障害を受け入れる間の悩みや葛藤は本人ばかりではなく、家族にとっても大きいものです。年2回の家族会の他、個別の面接相談や訓練見学、個別帰宅訓練などを行います。
医療と健康管理
医務課の看護師や神奈川リハ病院の医療スタッフと連携して健康管理に当たります。また、食事制限の必要な方には、専門スタッフによる栄養相談も行います。
職業リハビリテーションへの方向付け
職場への復帰に関わる相談や事業所調整、視覚障害者の職業訓練等の情報提供などは、希望により職業更生相談員が関わります。また、就労経験のない方には職能訓練科による職業適性評価などのプログラムも用意されています。

自立訓練

個別訓練
視覚、触覚、聴覚、身体運動感覚等の残存諸感覚の活用を意識づける感覚訓練、安全且つ能率的に一人歩きできることを目指す白杖歩行訓練、点字の読み書きやパソコンの操作、録音図書の利用等のコミュニケーション訓練、掃除や洗濯、調理などで視覚に代わる確認方法や安全動作を身につけることを目指す日常生活訓練などのプログラムを用意しています。
集団訓練
ストレッチやウォーキングなど軽めの運動を通じて体力の維持・向上を図る体育訓練、視覚の活用が制限された状態での学習方法の紹介・訓練を行う学習支援などがあります。
各種セミナー
福祉制度やボランティア活動、自助グループ、盲導犬など、これからの生活に役立つ情報を提供します。
レクリエーション・社会見学
七沢の豊かな自然環境を活かした屋外プログラムや、触覚・聴覚・味覚・嗅覚などで楽しめる室内プログラムを用意しています。

利用形態

ご自宅から週に2~3日通って訓練を受ける「通所」と、施設に泊り込んで月曜から金曜まで訓練を受ける「入所」とがあります。

定員
18人(施設入所支援は10人)です。
※入所・通所とも、年間を通し定員の空き状況に応じて、随時利用開始できます。
対象
視覚障害による身体障害者手帳の交付を受けている満15歳以上の方で、著しい精神障害・伝染性疾患を有しない方です。
期間
リハビリテーションに必要な期間で概ね1年です。
個別的な課題の解決を希望する方には短期(3~5ヶ月)や中期(6~11ヶ月)の訓練も提供しています。プログラムについては個別の課題により作成しますが、内容によっては希望に沿えない場合もあります。

利用の流れ

利用期間は、利用者それぞれのリハビリテーションに必要な期間です。

1.利用の申し込み
  • 相談・見学
  • お住まいの市町村への手続き
  • 利用契約
2.利用開始
  • オリエンテーション
  • 初期評価
  • 医療検査
3.個別目標に応じた生活訓練
  • 個別訓練:感覚、歩行、日常生活、コミュニケーション等
  • 集団訓練:体育、教養、学習、社会見学、レクリエーション等
  • 生活支援:個別相談、家族支援、進路相談、職業更生相談・職能訓練、健康管理等
  • 医療:医務課・神奈川リハ病院外来
4.生活地域での訓練
5.利用終了
視覚障害専門スタッフがきめ細やかな訓練を提供します。
家庭的な雰囲気で同じ障害を持つ方々との集団生活により、お互いに励まし合いながら訓練を受けることができます。
神奈川リハビリテーション病院の医療スタッフとの連携により、糖尿病などの慢性疾患をお持ちの方も安心して訓練を受けることができます。

1日のスケジュール(日課)

6:30 起床・洗面
8:00 朝 食
9:00 打ち合わせ
9:10 ラジオ体操
9:30 訓練(1時間目)
10:20 訓練(2時間目)
11:10 訓練(3時間目)
12:00 昼 食
13:00 訓練(4時間目)
13:50 訓練(5時間目)
14:40 訓練(6時間目)
15:30 訓練(7時間目)
16:10 自由時間
18:00 夕 食
19:00 自由時間
21:00 就寝準備
22:00 消灯

※スケジュールによっては空き時間があります。

利用後の進路

これまでに七沢自立支援ホームを利用して、総合的な自立訓練(機能訓練)プログラムを受けられた視覚障害者の方々は、様々な形で社会復帰されています。代表的なものは以下のとおりです。

  • 盲学校など鍼師、灸師、あんま・指圧・マッサージ師の養成施設への進学
  • 家庭への復帰
  • 単身生活の開始
  • 障害者職業能力開発校など職業訓練機関への進学
  • 老人ホームなど生活施設への移行
  • 職場復帰・新規就労・自営継続など
  • 大学・専門学校などへの復学・進学
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