神奈川県総合リハビリテーションセンター

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

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陶芸グループ訓練について 第3弾

場合によっては割れてしまうこともある800℃、5時間の素焼きの工程ですが、全作品無事に終了しました。

素焼きをしたことにより、水分が飛ばされ色が変化したことは写真でも伝わるかと思いますが、大きさと重さも少しだけスリム化されています。

素焼き後の作業ですが、まず紙やすりで表面のざらつきや小さな溝などを整えていきます。何度か行ってきた形を整える工程はこれで最後。念入りに整えたい方もいれば、このままで大丈夫!と少しだけ行う方も… 最終形に整ったらやすりで削られた粉を水道水で洗い流してきれいにします。水が乾いたことが確認できたら作品の底面とそこから1cm上まで撥水剤を塗っていきます。これは次に行う釉薬(ゆうやく)を底面に付着させないための処理です。釉薬は作品に好みの色や光沢をつけて彩りを加えるだけでなく、ガラス質のコーティングを施すことにより浸水と汚れを防ぎ実用性を高めるという重要な働きを持っています。しかし底面に釉薬が付着した状態で本焼きをすると、窯入れの際に敷いている盤や他の作品たちとガラス質のコーティングで一体化!!!という悲劇が行ってしまいます。ここまで作り上げてきた作品に釉薬という衣装をきれいに着せてあげるため、地味ながらも重要な工程。皆さんしっかり撥水剤加工を行ってくれました。

残す作業は釉薬つけと本焼きのみ。作品の仕上がりは次回ご紹介します。

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