利用されている方の主な障害
利用されている方の主な障害
七沢自立支援ホームを利用される方々が、視覚に障害を受けた原因や経過は様々です。一口に視覚障害といっても、まったく見えない全盲の方ばかりでなく、視力がある程度残っている方、視力は残っていても視野の一部が欠けてしまっている方など、ロービジョンの方も多くいらっしゃいます。また、視覚以外に肢体不自由や聴覚障害など他の障害を併せ持つ方など、障害の状態は様々です。
利用者の障害等級別状況(平成17年度~21年度)
利用者の障害等級別状況(円グラフ)
七沢自立支援ホームを利用される視覚障害の方の障害等級は、1級が66.9%、2級が23.4%で、1・2級の重度者が90.3%となっています。
利用者の障害・傷病別状況(平成17年度~21年度)
利用者の障害・傷病別状況(円グラフ)
七沢自立支援ホームを利用される視覚障害の方の障害・傷病は、網膜色素変性症の方が24.2%で最も多く、糖尿病網膜症の方が21.0%、緑内障の方が8.9%となっています。脳腫瘍や、脳血管障害など中枢性疾患による視覚障害の方も4.8%いらっしゃいます。このような方々には身体機能障害や高次脳機能障害を伴う方が多く、神奈川リハビリテーション病院の医師、看護師、理学療法士、作業療法士、臨床心理士など多くのスタッフとの連携を密にし、身体状況に留意しながらの訓練・支援が必要となっています。
利用者の年齢別状況(平成17年度~21年度)
利用者の年齢別状況(円グラフ)
七沢自立支援ホームを利用される視覚障害の方の年齢別状況は10代から70代と幅広く平均年齢は48.2歳です。50代の方が33.1%で最も多く、30代の方が23.4%、40台の方が16.9%となっています。