神奈川県総合リハビリテーションセンター

障害者支援施設 七沢自立支援ホーム

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利用者の体験談

「ひとりじゃない。一歩を踏み出して!」

藤澤 和子 60代

視覚が不自由になったら何もできないなんて思っていませんか?
工夫すれば今までと同じようにできることがいっぱいあります。
その方法をここで学ぶことができます。
行こうかどうしようか迷っている方、是非一歩を踏み出してみてください。
私は、視覚に障碍のある知人から 「ぜひここに行きなさい。後々必ず役に立つから。」と強く勧められて通所を始めました。
障碍者手帳の交付を受けて半年余。
白杖のことも点字のことも全く知らず、自分が視覚障碍者であるという自覚もない頃でした。
白杖の使い方、点字の読み書きからパソコン・タブレット・スマホの操作方法、日常生活での様々な工夫・注意点などなど…楽しいこともたくさん!! STT(サウンドテーブルテニス・視覚障碍者向けの卓球)、フライングディスク、ヨーガ、近くの散歩、指先の訓練を兼ねての工作…
退所した今の私にとって、ここで学んだことはどれも貴重な財産となっていますが、
一番の収穫は自分がひとりではないんだということがわかったこと(近所には視覚障碍者の方は見当たらず)と何の屈託もなく語り合える友達ができたことです。
目が見えない、見えづらいことの本当の辛さは家族にもなかなかわかってもらえませんが、ここにはそのことを分かち合える仲間がいます。
同じ境遇の仲間の話を聞くことによって自分の生活の幅も広がります。
視覚に障碍があるとどうしても閉じこもりがちになりますが、ここでの楽しかった経験から今でもSTTを続け、最近ユニカール(専用カーペットの上でプラスティック製のストーンを滑らせるスポーツ)にも挑戦し始めました。
退所した友達とも時々会って、おしゃべりを楽しんだり情報交換をしたりしています。
私のこうした経験からひとりでも多くの方に利用していただきたいと心から思います。
おすすめします!

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